バウハウス・テイスト バウハウス・キッチン 伝説のデザイン学校が考えた、キッチンと暮らしの道具
伝説のデザイン学校が考えた、キッチンと暮らしの道具を集めた展覧会のカタログ。近代社会のな
かの新しい女性像と、彼女達のために現れた生活の新しいデザインを、バウハウスで生まれたキッ
チンに象徴させるとともに、色々な視点で再確認する。また同時に、生み出されたプロダクツの機
能的かつモダンな意匠のみならず、バウハウスが初期から包含していた教育・制作・生産の共同体
としての側面を支えた、学生食堂とそこで供される「食」への意識や、調理法などドメスティック
な面も含めた、もう一つのバウハウス・テイストを明らかにする。
■目次
・ごあいさつ
・卓上のバウハウスデザインと、マイスターキッチン
陶器工房/マイスターハウス/金属工房/テルテン集合住宅
ハウス・アム・ホルン
・論考
20世紀の「ドールキッチン」 -「新しい女」マルガレーテ・リホツキーと
フランクフルト・キッチンをめぐって 田中純
バウハウスに、泊まって測ってわかったこと 渡辺雅純
・バウハウスがわかる、7つの質問
・バウハウス年譜
・新しいキッチン
・マスダスナン
・論考
初期のヴァイマール・バウハウスにおけるマスダスナン料理
・バウハウスと新しい女性
女性が活躍した織物工房
マリンネ・ブラント
・論考
新時代の人間 新時代の人々が学ぶ場所としてのバウハウス トルステン・ブルーメ
バウハウスとキッチン トルステン・ブルーメ
家事を完璧に、より簡単に
テオドール・ボーグラーと陶器工房 岩井美恵子
Die Mazdaznan-Kuche am fruhen Bauhaus in Weimar
(初期のヴァイマール・バウハウスにおけるマスダスナン料理、ドイツ語原文)
・エッセイ
キッチン作業にはシンプルな器具が似合う 向笠千恵子
女性から視るバウハウスデザイン 石山修武
著者:石山修武、岩井美恵子、田中純、トルステン・ブルーメ、向笠千恵子、渡辺雅純
出版社:美術出版社
サイズ:190×130
ページ数:150
発行年:2010.09
