
住居に都市を埋蔵する ことばの発見
『住まい学大系』の名著を復刊。「建築する行為は半分のことばと半分の「もの」からなる混成状態にある。住居のある形式が「もの」としてどんなことばを誘起し、逆にことばがどんな「もの」のあり方を誘導したか」。「有孔体」から「反射性住居」「多層構造」へ。世界の集落調査、古今の思想を導きの糸に均質空間にあらがって掘り進められた設計プロセスと省察。山本理顕による巻末インタビューを収録。
■目次
「呼びかける力」
I 多層構造
森の輸送 虔十公園林フォリストハウス
多層構造論のためのノート
II 反射性住居
住居に都市を埋蔵する
線対称プランニングの成立条件と手法
形式へのチチェローネ 新しい住居形式を求めて
III 未触の空間
埋蔵
場面
離立
下向
反転
IV 有孔体
有孔体の理論とデザイン 空間制御装置からなる構成的建築へ
浮遊の思想
新版あとがき
建築家にして教育者 山本理顕 聞き手・植田実
著者:原広司
出版社:平凡社
サイズ:B6変
ページ数:268
発行年:2024.10