
新編 住居論
山川山荘から岡山の住宅、熊本県営保田窪第一団地へ。家族という単位を「共同体内共同体」として空間モデルから問いなおし、ビルディングタイプ=制度の臨界点へと踏み入った20年間(プラス10年)の記録。新たな「コモン」を探る思索と実践。2024年、プリツカー建築賞受賞者の原点がここに。解説・原武史。
■目次
・はじめに
・Ⅰ 住居論
住宅擬態論
住居シミュレーション
形式としての住居
パブリック/プライベートは空間概念である <閾>という概念をめぐって
・II 住居計画
私的建築計画学
破産都市
・III 『住居論』以後
建築は仮説にもとづいてできている
痴呆性老人のための施設
看護・福祉は社会システムである
ネットワークの建築
建築は隔離施設か
建築の社会性
・IV 領域論
領域論試論
閾論Ⅰ
閾論II 〈ルーフ〉に関する考察
・あとがき
・平凡社ライブラリー版あとがき
・新版あとがき
・解説 原武史
著者:山本理顕
出版社:平凡社
サイズ:B6変
ページ数:312
発行年:2024.12