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トリンキュロ 思考としての家具

セール価格 4,180円(税込)

「イスを扱うことは見えない床・壁・天井を扱うこと」。「人の行動や身振りと物の結びつきを透かし見ること」--「空間派」倉俣史朗に対するに「形態派」の雄。箱から台へ、板から布の皮膜へ。篠原一男のもとで建築を学び、野武士世代の建築家との協働のなかで「批評的」名作を創造した家具デザイナーの軌跡。唯一無二の遺稿集。解説・伊東豊雄。

■目次

・Ⅰ

家族ゲーム、文化ゲーム 文化の錯綜体としての家具 聞き手・多木浩二

・II

家具のためのメモ 1

家具のためのメモ 2

家具のためのメモ 3

家具のためのメモ 4

・III

椅子にみる意志の表現形式をさぐって

椅子のあらわれ方・身振り

椅子のあらわれ方についてのメモ

椅子像とその形式の探索

・IV

批評としての安物家具

板がつくる複合性 家具の記憶と現在

たがいに排除しあうような関係の家具 「笠間の家」

家具のマスカレード

XフォールドとXシェイプ

身の置き方・家具・感応の変質

三つの家具のグループのためのメモ 「モビリエ」誌に寄せて  

・V

臨界の皮膜家具

身体感覚の揺らぎ

家具・6+1・キラ・キラ

・作品・テキストほかリスト

・家具を彷徨った人  多木浩二

・追記  伊東豊雄/坂本一成/白澤宏規/多木浩二

・解説 「家具とはなんだろう」と生涯考えつづけた人 大橋晃朗の家具  伊東豊雄

著者:大橋晃朗

出版社:平凡社

サイズ:B6変

ページ数:208

発行年:2025.02