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様式とかたちから建築を考える

セール価格 3,080円(税込)

様式名で分類するだけでは、建築を十分に楽しめない。様式とは何かを理解し、かたちが語るメッセージを読みとく。日本近代の様式建築と西洋の歴史建築を接続し、豊富な図版で詳説。

■目次

・言語化して初めて見ることが可能になる 五十嵐太郎

1 観察編 日本近代の様式建築をひもとく~横浜を中心に

 シークエンスの中で読む古典主義建築のデザイン

  日本銀行本店本館

 序列のあるデザイン要素

  旧横浜正金銀行本店本館(神奈川県立歴史博物館)

 引用されたイメージを読む

  旧英国総領事館(横浜開港資料館旧館)

 2つのイオニア

  旧三井銀行横浜支店(三井住友銀行横浜支店)

  旧露亜銀行横浜支店(ラ・バンク・ド・ロア)

 日本のマニエリスム

  旧安田銀行横浜支店(旧富士銀行横浜支店、東京藝術大学大学院映像研究科馬車道校舎)

インターミッション=日本橋の装飾

2 様式論 建築を思考するフレームワーク

 擬洋風を考える[開智学校]

 時間を操作する複製建築[三菱一号館]

 ポストモダンと西洋の様式

 様式における日本的なもの

3 歴史編 西洋の古典主義と装飾

 古典主義とゴシック~ギリシア・ローマから中世へ

 反復する古典~ルネサンスから新古典主義まで

 装飾の排除から復権へ

4 図解編 柱頭の解説

 日本近代の柱頭の表現

 古典主義建築のオーダー

・おわりに 人間の目は知っているものしか見ない 菅野裕子

著者:五十嵐太郎、菅野裕子

出版社:平凡社

サイズ:四六

ページ数:312

発行年:2022.06