新国立競技場の何が問題か
東京屈指を誇る外苑の、歴史的景観、市民の憩いの場は守られるのか。建築界・市民社会に大きな問題を投げかけた、槇文彦のエッセイ、それを論じたシンポジウムの全貌、論考を掲載。
■目次
・プロローグ 10月11日 神宮の杜で 元倉真琴
・新国立競技場案を神宮外苑の歴史的文脈の中で考える 槇文彦
・ひとつの建築を通して、何が問われているのか
シンポジウム:国立競技場案を神宮外苑の歴史的文脈の中で考える
問題の根本はプログラムにある 槇文彦
明治神宮と外苑はいかにつくられたか 陣内秀信
環境倫理学から街づくりへ 宮台真司
歴史との対話から都市を計画する 大野秀敏
いい街づくりには何が必要か パネルディスカッション
今後の展開とメディアの役割 質疑応答
・市民の目が景観をつくる アムステルダムから 吉良森子
・何が問題化、どうすべきか
新国立競技場は、神宮外苑とオリンピックの歴史を踏まえるべき 越澤明
今、私たちの見識と想像力が試されている 松隈洋
東京jのランドスケープダイバーシティをめざせ 進士五十八
市民の立場から国立競技場を考える 森まゆみ
ロンドンオリンピック施設計画・設計の事例に触れて 長島孝一
・これからの100年のために 大野秀敏
著者:槇文彦、大野秀敏
出版社:平凡社
サイズ:四六
ページ数:200
発行年:2014.04
