英国庭園の文化史
なぜ英国はガーデニング王国なのか?
文学者ゆかりの庭、個性豊かな造園家たち、英国の歴史・風土との関わり、アーツ&クラフツ運動が与えた影響、そして『不思議の国のアリス』や『トムは真夜中の庭で』など児童文学の名作に描かれた庭――文学や芸術との深い関係から、英国の豊かな庭園文化をひもとく。
■目次
・序章 なぜ英国はガーデニング王国なのか
・第一章 イングランド式風景庭園の成立――その文学的背景
〈コラム〉スタウアヘッドの風景庭園――創造された神話的風景
・第二章 英国式コテッジ・ガーデンの成立あるいは発見――いわゆる「英国風の庭」
〈コラム〉優れた造園家でもあった詩人ワーズワースの庭
・第三章 『アリス』の庭と『トム』の庭――ヴィクトリア時代の英国庭園
〈コラム〉ヒドコット・マナーの庭――パリ育ちの米国人による英国の名園
・第四章 ウィリアム・モリスの庭園論――現代英国庭園の規範
〈コラム〉『ハリー・ポッターと秘密の部屋』に見る庭と階級
・第五章 ロビンソンとブロムフィールドの論争――庭はナチュラルであるべきかフォーマルであるべきか
〈コラム〉キプリングの庭―癒しとしての造園
・第六章 マンステッド・ウッドに見るイングランド的特質――「色彩の魔術師」ガートルード・ジークルの庭
〈コラム〉『秘密の花園』の庭――バーネットのグレイト・メイサム・ホール
・第七章 二十世紀の女性造園家――エレン・ウィルモットからベス・チャトウまで
・第八章 公共交通機関で巡る英国庭園史
・あとがき
著者:安藤聡
出版社:平凡社
サイズ:四六
ページ数:224
発行年:2026.10
