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3・11後の建築と社会デザイン

セール価格 836円(税込)

3月11日の震災は日本が抱えていた問題を顕在化させ、私たちはいきなり歴史の転換点に投げ出されてしまった。東北のさいせい、そして新たな日本の再編に向けて、これまでの何を改め、どこへ向かうべきなのか。2011年7月16日、著者の2人を司会に、山本理顕、島原万丈、大月敏雄、中村陽一、藤村正之、松原隆一郎、家成俊勝、松隈章、永山祐子、広井良典、山崎亮、大野秀敏をパネリストとして迎えたシンポジウムでの、熱い議論を収録した1冊。

■目次

はじめに

第一部 「生活者」のための社会デザイン-社会・地域・政治

・住宅のあり方を問う

・住宅ストックの活用と仮設住宅

・地元の人々の活動を支える

・経済中心の論理を変えなければ

・官でも民でもない組織の力

・「消費者」ではなくて「生活者」

・他人と共感できるコミュニティ

・復興までをどうやって暮らすか

・被災者には選択肢があっていい

・高齢化する都市のシミュレーション

・コミュニティづくりの戦略は「建築」

第二部 建築からはじめる-国土・都市・建築

・「助け合って住む」ことへの見直し

・時代を加速させた東日本大震災

・出直すために、問題を見定める

・消防隊員が80歳になる!?

・「使うこと」から「つくること」へ

・再分配の仕組みを考える

・求められる新たなアーキテクト像

・集落から学ぶ技術

・知恵を評価する社会

・できるところから全体を変えていく

シンポジウムを終えて

・共感と共有の時代-文明の曲がり角に立って近代は平野を欲する 三浦展

・「建築」から「3・11後の社会デザイン」を考える 藤村龍至

著者:三浦展、藤村龍至

出版社:平凡社

サイズ:新書

ページ数:252

発行年:2011.11