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柳田国男と今和次郎 災害に向き合う民俗学

セール価格 858円(税込)

古来、日本列島をたびたび襲う地震災害に心を痛め、困窮する民を救うべく「経世済民」の思想をもって民俗学を立ち上げた柳田国男。一方、柳田から「破門」されたと語る今和次郎も、関東大震災を機に考現学を創始していた-。

二人の足跡から、知られざる民俗学の淵源をたどる。地震から津波、大火、飢饉まで・・。災害から生まれた思想は、どう受け継がれてきたか。

■目次

・はじめに 二つの光景

・第1部 柳田国男 明治三陸地震と関東大震災

 遠野物語と三陸大津波/二十五箇年後の旅

 関東大震災と「町裏に住む人々」

・第2部 今和次郎 民俗学から考現学・生活学へ

 民家採集の旅/バラックの発見、考現学の発明

 考現学以降

・終章 二つの学問

著者:畑中章宏

出版社:平凡社

サイズ:新書

ページ数:254

発行年:2011.11