ウィリアム・モリスのマルクス主義 アーツ&クラフツ運動を支えた思想
マルクス思想の正統な後継者はウィリアム・モリスであると主張する著者が、その〈共同体社会主義〉の全貌を明らかにする。働くことの意味を問い続けたモリスの思想が現代に甦る。 工芸デザイナーとして著名なウィリアム・モリスは、マルクス主義者を自認する社会運動家でもあった。
『資本論』の精緻な読みに支えられたその思想は、エンゲルスやレーニンを超えて、現代社会の変革への可能性を秘めている。マルクスの正統な後継者、モリスが到達した思想。〈コミュニティ社会主義〉の全貌を明らかにする。
著者:大内秀明
出版社:平凡社
サイズ:新書
ページ数:240
発行年:2012.06
