
明治神宮 内と外から見た百年
二〇二〇年十一月一日、明治神宮は鎮座百年祭を静かに迎えた。近年、参拝者の多くを外国からの訪問客が占めるこの森は、日本における世界の窓、世界における日本の窓でもある。飛行機乗り、革命家、占領者、日系移民、大統領など、百年のあいだに明治神宮を通り過ぎていった外国人たち。明治神宮を舞台に、日本と世界が交錯する百年の物語。
■目次
・はじめに
・序章 明治神宮の誕生
・第一章 世界が空に夢中だったころ
・第二章 独立運動の志士は祈った──革命家たち
1945│敗戦と明治神宮
・第三章 スポーツの戦後と外苑の行方──占領者たち
・第四章 絵画館にみる美術と戦争──続・占領者たち
1958│明治神宮の戦後復興
・第五章 祖国への眼差し──日系移民たち
・第六章 参拝の向こう側──大統領たち
2020│100年目の明治神宮──結びにかえて
・参考文献
[附録年表] 明治神宮を訪れた主な外国人たち 1920-2020
著者:今泉宜子
出版社:平凡社
サイズ:新書
ページ数:336
発行年:2021.09