ホーム 別冊太陽 日本の住宅100年 語り継ぎたい、わたしの「家」の話

別冊太陽 日本の住宅100年 語り継ぎたい、わたしの「家」の話

セール価格 1,540円(税込)

前川國男や吉村順三の名作住宅から、若手建築家の最新作まで、豊かな「日本の住宅」を総覧。

「住宅」は誰のものなのか?

はじめは一人の思いから始まったのかもしれない。しかし、それをかたちにする建築家、そこで人生を育む家族がいて、やがてその思いは、社会や歴史へと受け継がれてゆく。

本特集は、大正末年から現在まで、「日本の住宅100年」を通覧しながら、さまざまな「家」と「わたし」の豊かな物語を繙く。

■目次

・巻頭特集

 藤井厚二が手がけた昭和初期のモダン住宅「八木邸」

 藤井厚二に学ぶ「日本の住宅」という思想 松隈章

・日本の住宅クロニクル1924-2005 選・文=倉方俊輔

I 戦前篇

 岡田信一郎「鳩山一郎邸」、藤井厚二「聴竹居」

 土浦亀城「土浦亀城邸」、前川國男「前川國男邸」

II 50年代篇

 清家清「私の家」、アントニン・レーモンド「カニングハム邸」

 吉阪隆正「浦邸」、菊竹清訓「スカイハウス」

III 60年代篇

 吉村順三「軽井沢の山荘」、篠原一男「白の家」、東孝光「塔の家」

 鈴木惇「細谷邸」

IV 70年代篇

 毛綱毅鋼「反住器」、原広司「原邸」、安藤忠雄「住吉の長屋」

 坂本一成「代田の町家」

V 80年代篇

 石井修「目神山の家5」、伊東豊雄「シルバーハット」

 高松伸「修学院の家II」、山本理顕「HAMLET」

VI 90年代篇

 野沢正光「相模原の住宅」、難波和彦「箱の家1」、藤森照信「ニラハウス」

 アトリエ・ワン「ミニハウス」

VII 2000年代篇

 手塚貴晴+手塚由比「屋根の家」、妹島和世「梅林の家」

 西沢立衛「森山邸」、藤本壮介「T house」

・語り継ぎたい、わたしの「家」の話

その1:尾﨑行雄邸保存プロジェクト「世田谷イチ古い洋館のゆくえ」

    漫画家・山下和美、笹生那実、寄稿 しまお・まほ

その2:「私たちの家」から「小石川の住宅」へ 林昌二・林雅子 安田幸一

その3:「塔の家」の今と、これから 東利恵

その4:プーライエの50年 鯨井勇

その5:スミレアオイハウスが、「9坪の宿」になるまで 萩原修・葵

その6:土井善晴 料理と建築

・特別寄稿

 清家清「私の家」再読 植田実

・コラム

 住宅を受け継いでいく、それぞれの道 長井美暁

 昭和のある家の話 「家」の遺影 山田真理

 木の家に響く、豊かな音楽 LINN 佐野崇

・エッセイ

 家の思い出、思い出の家 布施英利、森田真生、樋口直哉

・特別取材

 建築家・堀部安嗣「構想と実行」 住宅建築の伝統と可能性を巡って

 現代の匠による構想と実行 長井美暁

著者:別冊太陽編集部

出版社:平凡社

サイズ:A4変

ページ数:128

発行年:2021.07