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水都学 III 東京首都圏 水のテリトーリオ

セール価格 3,300円(税込)
江戸・東京では、低地にある下町の掘割や運河だけでなく、武蔵野・多摩地域の台地、崖線、丘陵にも、多くの河川、湧水、池、用水など水の空間やネットワークが有機的に広がり、人々の暮らしを多面的に支えていたことが近年明らかになった。従来の水都の概念を大きく拡げ、源流から湾までのテリトーリオ(地域)の視点から大都市をとらえなおす。 ■目次 ・はじめに  陣内秀信 ・特集 東京首都圏 水のテリトーリオ   ・巻頭論文   水都学の広がりと可能性 なぜテリトーリオか 陣内秀信 ・論文  源流から解き明かす東京水圏の地域構造 神谷博  江戸東京と内川廻し 河川舟運からみた地域形成 難波匡甫  東京湾を中心とした<海域> 岡本哲志  <討論>  水の視点から首都東京を見直す ・水のテリトーリオを読む ・論文  アマルフィ海岸における交易の海と水車産業の川 稲益祐太 ・研究動向  イタリアにおける都市・地域研究の変遷史 チェントロ・ストリコからテリトーリオへ 植田曉 ・研究報告  ヴェネツィアを支えた後背地の河川の役割 樋渡彩  荒川水系 筏流しと舟運 道明由衣  音風景史試論 遅野井(善福寺池)を中心として 鳥越けい子 ・水都学ニュース 〈展覧会紹介〉中川船番所資料館 特別企画展「行徳・新川と小名木川」 久染健夫 ・書籍紹介  宮村忠著『川を巡る 「河川塾」講義録』 難波匡甫  編集後記 高村雅彦

著者:陣内秀信、高村雅彦

出版社:法政大学出版局

サイズ:A5

ページ数:278

発行年:2015.02