
ガールズ・アーバン・スタディーズ 「女子」たちの遊ぶ・つながる・生き抜く
現代の都市は、「女性をする楽しさ」や「女性をさせられる苦しさ」に焦点を合わせればいかなる視点が得られるか。本書では、都市を生きる女性たちが「都市にいること/女性であること」を自覚的に捉えることで、従来とは異なる都市のリアリティを解明する。
■目次
・序章 女性の都市論に向けて
・第一部 都市で「遊ぶ」
かわいい化する都市
画素化する街
わたしにちょうどいいエキチカ消費
「女子」たちの趣都
「遠征」が日常化する社会
コラム 「なりたい自分になる」
・第二部 都市で「つながる」
メディア化された都市の経験と女性文化
「女子」たちの食
親密性の舞台としての東京
家父長制と地方出身女性の選択肢
コラム 都市空間とマッチングアプリ
・第三部 都市で「生き抜く」
都市に生きる「女子」と労働
変容する女性のライフコースと就職活動
まちを縫う「ママチャリ」
通勤通学というモビリティ・サバイバル
東京の一人暮らし女性の住まい
都市の暴力性をサバイブする
都市を生きる知恵と工夫のために
著者:大貫恵佳、木村絵里子、田中大介、塚田修一、中西泰子
出版社:法律文化社
サイズ:A5
ページ数:292
発行年:2023.05