建築巡礼42 イタリアの初期キリスト教聖堂 静かなる空間の輝き
その心洗われる空間では、光が空間そのものとなっている。壁面をすき間なく覆っている見事なまでのモザイクやフレスコは光と一体化し、私たちの目を喜ばせ、全身を揺さ振り、そして包み込む。「構築体が光を受け、その光が空間を作り出す」(ルイス・カーン)という建築の本質が今ここに。
本書では、初期キリスト教建築に、すべての建築の生成の神秘につながる根源的な力を感じ、惹かれる筆者が、4世紀から6世紀にかけて建てられたイタリアの聖堂を巡り、静寂でありかつ情熱に満ちたこの神秘的な空間の魅力を、手探りで確かめていく。
著者:香山壽夫、香山玲子
出版社:丸善
サイズ:A5
ページ数:106
発行年:1999.06
