パソコンで解く構造デザイン

建築設計において、構造計算・構造設計は必要不可欠な要素であるにもかかわらず、学生はもちろん、実務者においても苦手意識はぬぐいきれないのが実情である。本書は、有限要素法の基礎から説き、パソコン上で簡易的に数値計算を行い、力学的に無理のないデザインをシミュレーションするものである。また、本来は構造計算の前に建築デザインが先であるが、本書添付のソフト（形態解析ソフト：Gaudi Otto Isler [Windows 98/2000/Me/XP 対応]）により、先に力学的な条件を与えて最適な形を創り出し、デザインの骨格を決めるということも可能である。建築・土木系学生の形態シミュレーションとして、また、実務者のコンセプトデザインの支援ツールとしても利用できる。