ホーム 図説 都市デザインの進め方

図説 都市デザインの進め方

セール価格 3,520円(税込)

各地で起きている高層マンションに対する住民の建設反対運動に象徴されるように、今日の建築を取り巻く状況は建築単体の問題を解決するだけでは成立しない。従来より建築学科で行われている講義は建築そのものの使いやすさ、室内空間の快適性、構造安全性に関わるものが中心だが、これらに加え近年では都市空間の計画、まちづくりといった都市や地域を含めた総合的な視点を養う授業が広く行われている。この傾向は、「環境デザイン学科」「建築都市デザイン学科」等名称は様々であるが、すでに多くの大学で始まっている。本書は、この課題にいち早く取り組み多くの人材を輩出している早稲田大学建築学科で使われている講義資料をベースにまとめる教科書で、まさに表題の通り、対象のスケール毎に都市デザインを進める上で不可欠な基本的なステップを事例を参照しながら実務を強く意識した解説を行う。

■目次

・第1部 都市デザインの進め方

1.都市デザインの進め方/2.都市デザインの対象/3.行為としての都市デザイン/4.都市デザインのスケール/5.都市デザインプロジェクト/6.都市デザインのワークスタイル

・第2部 空間像の構築

構想01 素材を掘り起こす/構想02 まちの成り立ちを読む/構想03 物語に綴る/造景01 骨格をデザインする/造景02 界隈を形づくる/造景03 風景にまとめる/造景04 まちに開く/造景05 ブレークスルーする/編集01 布石を打つ/編集02 いくつもの道筋を検討する/編集03 体制を整え布陣を組む/編集04 波及と連携を生み出す

・第3部 空間像の提案

1.城下町のまちづくり・鶴岡/2.城崎温泉・三十三間広場/3.泉中心市街地プロジェクト/4.仙台141再開発プロジェクト/5.吉田町町民縁起環境づくり/6.熊谷市市役所通り景観計画/7.本太坂下広場景観設計

・索引

著者:佐藤滋、後藤春彦、田中滋夫、山中知彦

出版社:丸善

サイズ:250×210

ページ数:222

発行年:2006.05