鉄筋コンクリート構造物の耐震設計と地震リスク解析
耐震工学は多くの技術要素から成り立ちますが、本書は鉄筋コンクリート構造物を対象として、耐震設計に必要となる基本技術、性能設計法、新しい概念である「地震リスク」を解説しています。実際の実験や震災例の写真、多くの数値シミュレーション例、性能設計法に準拠する示方書・ガイドラインの要点を引用・解説することによりわかりやすく、理解しやすくまとめられています。
■目次
・第1講 耐震工学序論
1章 耐震工学 耐震設計と地震リスク
・第2講 鉄筋コンクリートの耐荷機構 断面特性
2章 単軸挙動と拘束コンクリート/3章 曲げモーメントを受ける部材/4章 軸力と曲げモーメントを受ける部材/5章 せん断力を受ける部材
・第3講 鉄筋コンクリートの非線形挙動と靭性評価 部材特性
6章 変形特性と破壊モード/7章 RC部材の繰返し挙動 骨格曲線と復元力特性/8章 RC部材の変形性能と靭性評価
・第4講 動的応答特性 時刻歴応答/応答スペクトル/応答塑性変位
9章 時刻歴動的応答解析/10章 応答スペクトル/11章 RC部材の塑性応答変位
・第5講 鉄筋コンクリートの耐震設計法 設計照査法と性能設計
12章 耐震設計の考え方と照査法/13章 耐震性能と性能設計/14章 各種示方書における耐震設計
・第6講 地震リスクとリスクマネージメント
15章 地震リスクの考え方と要素技術/16章 地震リスク解析とリスクマネージメント
著者:吉川弘道
出版社:丸善
サイズ:B5
ページ数:240
発行年:2008.02
