デザインサイエンス 未来創造の「六つ」の視点
精神価値の充足、環境問題や安全問題など今日のデザインが抱える問題を解決するため、2004年に創設された「デザイン塾」の活動を紹介する形で、最先端の「デザインサイエンス」に注目し、未来創造に向けた新たな6つの視点を展開する。
■目次
・はじめに
・第一部 文脈
I デザインの文脈をたどる
19世紀 デザインの分業化
20世紀 デザインの専門化
21世紀 デザインの統合化
II デザインを統合する
統合化に向けた、フレームワーク「多空間デザインモデル」
統合化、その三つの視点
統合化の視点1 「造る」と「使う」を統合する
統合化の視点2 「物」と「心」を統合する
統合化の視点3 「最適性」と「創発性」を統合する
III デザインを生命に学ぶ
生命化、その三つの視点
生命化の視点1 マルチレベルに対応する
生命化の視点2 多様な場に対応する
生命化の視点3 想定外の場に対応する
IV 「デザイン塾」、その理念から創験まで
・第二部 創験
I デザインの統合化に向けて
統合化の視点1 「造る」と「使う」を統合する
ライフ・サポート・ビークル
Plantspace 森の教室
デザインモデリング手法の体系化
Regional Condition Study
統合化の視点2 「物」と「心」を統合する
統合医療システム
スロースケイプ Suku Suku setagaya
多空間QFD
感性デザインシステム
統合化の視点3 「最適性」と「創発性」を統合する
創発デザイン法
創発形状生成システム
椅子の創発デザイン
自動車ボディの創発デザイン
II デザインの生命化に向けて
生命化の視点 1 マルチレベルに対応する
にわとすむ
宇宙往還機
人工股関節システムのデザイン
SLCS-Sustainable Life Siulator
生命化の視点2 多様な場に対応する
ロバストデザイン法
椅子のロバストデザイン
横浜の情報機器システム
Green Osmosis
生命化の視点3 想定外の場に対応する
動植物型創発ロボット
火星GPS地上試験機の高精度観測衛星
森の休息所(単一部材による自己組織的建築システム)
CNN知的制御手法
著者:デザイン塾監、松岡由幸
出版社:丸善
サイズ:220×230
ページ数:143
発行年:2008.11
