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ディテールから探るル・コルビュジエの建築思想

セール価格 3,850円(税込)

コルビュジエの遺した、あまりにも偉大な作品群は、ドア・ハンドル、手すり、階段といった様々な詳細(ディテール)から成り立っている。そこには、作品そのもの同様、彼自身の建築思想・哲学が宿り、深い意味がこめられている。

著名なコルビュジェ研究者の一人である著者の関心は、ディテールそのものの独創性、技術的解説や、応用可能性というよりも、それが内包する意味にある。本書は、ディテールを通じた「建築家ル・コルビュジエ」の思想・哲学の発見を目的としている。コルビュジエ論の新たな方向性を示す一冊。

■目次

1.標準化と統一

 標準化/標準材料/標準構造(コンクリートの躯体/鉄骨構造/ヴォールト屋根)

 結論

2.身体的ディテール

 擬人法(アントロポモルフィスム)/

 触れること(壁と柱/ドア・ハンドルと手すり/家具/床)/

 色彩/空間/音

 結論

3.光と闇

 意味/窓(水平窓/ガラス窓/ブリーズソレイユ/波状の窓)/

 明り取り屋根/反射/人口照明/

 結論

4.フレーミング

 視界/物体(オブジェ)/空間/

 結論

5.建築的プロムナードの要素

 扉/階段と斜路

 結論

6.儀式

 祭壇/火-暖炉の周り/水/

 結論

7.雲 1959

 ブラジル/地理学の教訓/透視画法/

 屋内におけるユルバニスム

・結論

・参考文献/索引/あとがき

著者:フローラ・サミュエル、加藤道夫監

出版社:丸善

サイズ:A5

ページ数:270

発行年:2009.11