
世界 宗教 建築史シリーズ 古代建築 専制王権と世界宗教の時代
建築学の観点から宗教建築の誕生、伝播、衝突、折衷、変容、持続といったダイナミズムを地域・時代ごとに俯瞰し解説するシリーズ。
本書では地中海から東アジアにおける古代文明とその宗教建築の成立から確立期までの変遷を扱う。ピラミッドやパルテノン神殿などの建築物の造形とその根底にある思想を探り、宗教、王権、建築の相互作用を解き明かす。
■目次
・序文
・第1章
専制王権の成立と建築の誕生
新石器時代と初期文明の建築的断層
群小国家時代の宗教と専制国家の宗教
古代専制国家と建築の誕生
・第2章 建築の記念性の成立
巨大施設をどのようにつくるか
恒久性の確保
記念碑的形状の基調
造形の対称性と方位観
古代エジプトの四方位
メソポタミアの方位観
古代インドの方位観
古代中国の方位観
四方位の発生と古代世界
初期文明の王権と宗教建築の始原
・第3章 世界帝国と世界宗教の建築
世界宗教へ
世界宗教の成立と建築の変遷
エジプトと西アジア
地中海
南アジア
東アジア
イスラム
古代建築の記念性の展開
・終章 古代の国家・宗教・建築の変遷
著者:中川武、溝口明則
出版社:丸善
サイズ:四六
ページ数:253
発行年:2018.10