
世界 宗教 建築史シリーズ 西洋キリスト教建築 輻輳する救済の時代
本書では、古代ローマ帝国末期およびヨーロッパ中世から一七世紀までのキリスト教建築を扱う。唯一神による救済、集散する財と技術、権威と力をめぐって展開する建築とキリスト教の軌跡を、サン・ドニ修道院教会堂やサン・ピエトロ大聖堂など手掛りとなる建築とともに辿る。
■目次
・序章
・第一章 原罪
古代のキリスト教
中世ヨーロッパの形成
建築の罪
・第二章 恩寵
技術と神
光
宗教建築の「意味」
キリスト教の改革と危機
・第三章 審判
ルネサンス
宗教改革
カトリック改革
・第四章 救済
確信ある錯誤
神としての国家
言葉とイメージの間
神学と自然学
・終章
著者:太田敬二、中川武
出版社:丸善出版
サイズ:四六
ページ数:229
発行年:2019.04