
思想家と建築 ドゥルーズ&ガタリ
ジル・ドゥルーズ(1925-1995、フランス)とフェリックス・ガタリ(1930-1992、フランス)は、「戦争機械」「リゾーム」「器官なき身体」といった概念を次々と想像しており、日本でも特に1980年代のニューアカデミズムにも大きな影響を及ぼしている。しかしその難解さゆえ、長らく誤解と無視にさらされてきた。
そんな彼らの思想を駆使しながら、新しい哲学を創造しようとする哲学者たちが現れ始めている。本書はドゥルーズとガタリという「フランス現代思想の最難関の思想」のなかから、建築思想に有用なエッセンスをわかりやすく解説している。
■目次
第1章 彼らとは誰なのか?
第2章 機械
第3章 家
第4章 ファサードと風景
第5章 都市と環境
さらなる探求に向けて
著者:アンドリュー・バランタイン、田中明、田中睦月
出版社:丸善
サイズ:四六
ページ数:192
発行年:2019.12