
思想家と建築 ベンヤミン
文芸評論家、思想家、翻訳家、社会学者として知られるヴァルター・ベンヤミンは、19世紀のパリに現われたパサージュをはじめとする物質文化や大衆社会に目を凝らしつつ、近代化によって失われたものに着目し、来るべくポストモダンやそれ以降の時代を、20世紀の初頭にすでに予見していた。
ベンヤミンの思想を分析することで、いかに新たな建築や都市のデザイン潮流が生み出されるのかを考えさせる1冊。
■目次
序章
第1章 メトロポリタニズムと方法
第2章 ラディカリズムと革命
第3章 モダニズムと記憶
第4章 ユートピア主義と効用
第5章 参加と政治
第6章 ベンヤミンの追想
著者:末包伸吾
出版社:丸善
サイズ:四六
ページ数:210
発行年:2019.12