野生の思考
「野生の思考」は、1960年代に始まったいわゆる構造主義ブームの発火点となり、フランスにおける戦後思想史最大の転換をひきおこした。野生の思考には無秩序も混乱もない。しばしば人を感嘆させるほどの微細さ・精密さをもった観察に始まって、それが分析・区分・分類・連結・対比‥‥とつづく。自然のつくり出した動植鉱物の無数の形態と同じように、人間のつくった神話・儀礼・親族組織などの文化現象は、野生の思考のはたらきとして特徴的なのである。
著者:クロード・レヴィ=ストロース、大橋保夫
出版社:みすず書房
サイズ:A5
ページ数:396
発行年:1976.03
