見えない震災 建築・都市の強度とデザイン
建築が与うべき強度とは何か。「構造設計」とは何か。「耐震構造」はいかに歴史的に構築されてきたか。阪神大震災の復興過程はどのような経験を蓄積させたのか。さらに「耐震改修」に求められるデザインとは・・・。建築・都市をその多様性においてとらえるための、意匠・構造設計ほか各分野の専門家による問題提起と考察。図版約80点。
■目次
・五十嵐太郎「見えない震災」
・金箱温春「構造設計とは何か」
・青木茂「〈リファイン建築〉からの提言」
・竹内昌義「記憶をつなげる耐震改修のデザイン」
・南泰裕「不可知の次元-建築と地震をめぐる覚え書き」
・倉方俊輔「〈耐震構造〉の歴史」
・松原永季「〈建築の強度〉と〈まちの強度〉-まちのリノベーションへ」
・松富謙一「ロジモクの将来をめぐって-都心居住としての路地長屋」
・佐藤考一「既存建物の活用術-用途変更による建築再生の可能性」
・平山洋介「飛び地のランドスケープ」
・編者あとがき
・執筆者紹介
著者:五十嵐太郎
出版社:みすず書房
サイズ:四六
ページ数:255
発行年:2006.09
