ウィリアム・モリス通信
コッツウォールドのケルムスコット・マナ・ハウスへ。ベックスリ・ヒースのレッド・ハウスへ。ミドルトン・チェイニイのオール・セインツ教会へ・・。惜しまれる早世からはや30年。モリス研究の第一人者にして晶文社創業の名編集者が装飾デザイン、社会主義思想史上の巨人ゆかりの土地や建物を訪れて綴った晩年のエッセイを精選。「自然への冠」「〈レッド・ハウス〉異聞」「ウィリアム・モリスの理想都市」「イギリスのオークについて」「ザ・ランドスケイプ・ガーデン」「物質に孕まれた夢」ほか全17篇。
■目次
・自然への冠
・ウィリアム・モリスと世紀末
・「レッド・ハウス」異聞
・ミドルトン・チェイニイのモリス・ウィンドウ
・ウィリアム・モリスの理想都市
・『世界のかなたの森』
・ウィリアム・モリスと古代北欧文字
・D・G・ロセッティとジェイン・モリスの往復書簡
・ウィーンのチャールズ・レニイ・マッキントッシュ
・グラスゴウ美術学校
・イギリスのオークについて
・ザ・ランドスケイプ・ガーデン
・自然・風景・ピクチュアレスク
・物質に孕まれた夢
・物の故郷
・住み手の要求の自己解体をこそ
・雛罌粟と小麦
著者:ウィリアム・モリス、小野二郎、川端康雄
出版社:みすず書房
サイズ:四六
ページ数:251
発行年:2012.02
