
アイリーン・グレイ 建築家・デザイナー [新版]
アイリーン・グレイ。1910年代半ばには日本人漆職人・菅原精造との共同作業を結実させて先端デザイナーとして脚光を浴び、1920年代にはル・コルビュジエも称賛――どころか異様なまでに執着しつづけることになるモダニズム住宅の粋「E1027」を完成させたアイルランド人女性。アーティストとしての気質を貫きながら「建築」を模索しつづけたその生涯を、晩年に交流したイギリス人映画プロデューサーが豊富な図版を駆使して綴った初の本格評伝。
■目次
・はじめに
・少女のころ
・学生時代
・パリへ
・プロフェッショナルの生活
・漆礼賛
・第一次世界大戦
・一九二〇年代へ――ロタ通り
・店の経営――ジャン・デゼール
・モンテカルロとその先
・ジャン・バドヴィッチ
・ターニングポイント
・建築をめざして
・E1027
・建築家としての生活
・自分のための家――タンプ・ア・ペア
・人々のための建築
・第二次世界大戦
・新たな出発
・最後の家――ルウ・ペルー
・遅れてきた栄誉
・エピローグ
著者:ピーター・アダム・、小池一子
出版社:みすず書房
サイズ:A5
ページ数:320
発行年:2017.11