マックス・ビル論考集 芸術・フォルム・プロダクトフォルム・グラフィック・教育・建築
バウハウス最後の巨匠、スイスのデザイナー、マックス・ビル。教育や出版にも力を注いだビルの多角的な論考を精選・翻訳した待望の書。
■目次
・口絵 《ひとつのテーマによる15のヴァリエーション》
・日本での刊行によせて ヤコブ・ビル
・I 芸術 kunst
具体芸術
新しい芸術における概念の意味
現代芸術における数学的思考方法
芸術としての構造か? 構造としての芸術か?
不変の事実としての芸術
ステートメント 1978
諸芸術の機能
ひとつのテーマによる15のヴァリエーション
ある記念碑
アイディア・コンセプト・作品――ひとつのテーマについて
精神的使用のための自律した対象
・II フォルム form
機能からの美、機能としての美
良いフォルム
フォルムと芸術
不変と変化
モルフォロギー的手法による環境形成
「フォルム、機能、美しさ」=「ゲシュタルト(形態)」
・III プロダクトフォルム produktform
工業生産品のフォルム設計における経験
プロダクトフォルムという概念の定義
時計との経験
なぜ、建築家は家具もつくるのか?
・IV グラフィック grafik
ビル・チューリヒ、ビル広告
タイポグラフィは、現代のグラフィック表現である
タイポグラフィについて
芸術とグラフィック―グラフィックと芸術
デザインと情報における責任
・V 教育 erziehung
教育と造形
バウハウスの記録――ヴァイマール州立バウハウスからウルム造形大学へ
造形大学の課題と目的
ウルムというモデルケース――造形大学の問題性
・VI 建築 bauen
都市の要素として多様に構成された住宅地区
バウハウスからウルムまで
プレハブ建築――自由か束縛か?
形成された環境の一部としての建築
・解説――論考に沿って 向井知子
・底本・初出一覧
・主要参考文献
・人物・事項解説
・編者あとがき
著者:マックス・ビル、向井周太郎、向井知子
出版社:みすず書房
サイズ:A5
ページ数:344
発行年:2025.12
