都市空間の地理学
人文・社会科学の都市論・都市研究の展開のなかで「空間」が分野の枠組みを超えて知のトポスとなっている現在、新たな都市地理学を構想するために必要な伝統と理論を紹介し、都市の社会‐空間を考えるための視座と方法を概説する。
■目次
・第I部 都市論の胎動
1 シカゴ学派都市社会学/2 ヴァルター・ベンヤミン/3 石川栄耀
・第II部 街路の地理学
4 シチュアシオニスト/5 ミシェル・ド・セルトー/6 デイヴィド・レイとウィリアム・バンギ/7 トルステン・ヘーゲルストランド
・第IIII部 都市景観の解釈学
8 ジェームズ・ダンカンとナンシー・ダンカン/9 消費と都市空間/10 日本の「ゲイテッド・コミュニティ」/11 日本における景観論/風景論
・第IV部 ポストモダンの地理学?
12 アンリ・ルフェーヴル/13 デヴィッド・ハーヴェイ/14 クロード・ラフェスタン/15 ロサンゼルス学派/16 フェミニスト地理学
・文献一覧/索引
著者:加藤政洋、大城直樹
出版社:ミネルヴァ書房
サイズ:210×150
ページ数:304
発行年:2006.09
