倉俣史朗のデザイン 夢の形見に
かつて日本で「天才」と呼ばれたデザイナー、倉俣史朗。そのデザインはわれわれの世界に新たな地平を拓いた。現在日本のプロダクトデザイン界をリードする川崎和男が、自身のクラマタへの思い、そしてクラマタデザインが持つ先見性、普遍性、永続性をデザイナーとしての立場から論じる。
■目次
・クピドが放とうとした矢
・ワイングラスのインジケーター
・硝子の音色
・画家とともに
・アクリルの生涯連鎖
・変形という観念としての裏切り
・モンドリアンへのオマージュ
・脱構築という命題
・造形された形式
・輪郭線での記述手法
・造形元素としての点
・造形形態学への必然性
・造形言語の修辞学的手法
・意味論としてのデザイン
・遺伝子操作としてのオマージュ
・時の経過と瞬間
・リトルネッロ論とエキスパンドメタル
・アイ・ポイントからのミス・ブランチ
・ビュー・ポイントからのミス・ブランチ
・永遠の眠りのために
・あとがき
著者:川崎和男
出版社:ミネルヴァ書房
サイズ:四六
ページ数:227
発行年:2011.06
