モダン東京の歴史社会学 「丸の内」をめぐる想像力と社会空間の変容
大都市東京の基本構造として、大正から昭和初期に近代都市としての原型が生み出され、現在にも引き継がれる「モダン東京」の現在とその歴史的意味とはいかなるものか。本書は、丸の内地区を中心とした数々の資料や調査をもとに、「東京都心」という場所をめぐる想像力と社会的意味の変容を考察する。
■目次
・はしがき
・1 歴史的存在としての「モダン東京」
・2 丸の内の誕生前史
・3 「新しい」都市空間の創出と「都市政治」の成立
・4 モダン東京の誕生と丸の内の中心化
・5 「都市づくり」におけるポリティクス
・6 再開発下における場所の構築と新たな「丸の内らしさ」
・7 近代都市空間の生産とその経験
・あとがき
・参考文献
著者:松橋達矢
出版社:ミネルヴァ書房
サイズ:A5
ページ数:298
発行年:2012.10
