近代京都における小学校建築 1869-1941
日本初の小学校制度を発足させた京都で、小学校建築はいかなる変容を遂げたのか。京都の小学校は、最初は擬洋風、明治半ばには近代和風、大正後期には鉄筋コンクリート造、昭和10年代は標準設計の復興校舎へと変容を遂げたが、いずれも日本の小学校建築をリードした。本書は、小学校の原点ともいえる京都の校舎を辿ることで、近代日本の小学校建築史を解明する初の試みである。
■目次
・序章 京都の小学校が歩んだ近代
・第1章 小学校という建築類型の誕生
明治前期
・第2章 小学校校舎の定型化
明治後期
・第3章 鉄筋コンクリート造校舎の成立
大正〜昭和一桁代
・第4章 鉄筋コンクリート造校舎の標準化と復興校舎
昭和10年代
・第5章 小学校をつくった建築家像
・附録 京都の番組小学校
著者:川島智生
出版社:ミネルヴァ書房
サイズ:A5
ページ数:350
発行年:2015.03
