ルーヴル美術館の闘い グラン・ルーヴル誕生をめぐる攻防
変革はいまだ終わりを告げていない。「ルーヴル宮大改造計画」の渦中においていかんなく発揮されたある政治家の手腕と冒険的試み、それは文化大臣ラングが大統領ミッテランとの厚い友情と信頼のもとに、先見の明・決断力・実行力をもって成し得た一大事業である。ガラスのピラミッドをめぐる、美術界、マスメディアをはじめとする反対運動との熾烈な攻防戦。
■目次
・最初の局面
・第1章 ヴァロワ通り
・第2章 古びた宮殿の古びた美術館、混沌とした200年
・第3章 作戦と戦闘前夜
・第4章 ピラミッドの闘い
・第5章 考古学上の発掘調査戦争
・第6章 リヴォリの闘い
・第7章 グラン・ルーヴル最初の勝利
・第8章 チュイルリの奪回
・第9章 変貌する美術館
・第10章 美術館の革命
・第11章 救助活動
・第12章 塀の外に出るルーヴル
・第13章 普遍性獲得のために
・栄えある芸術
著者:ジャック・ラング、塩谷敬
出版社:未来社
サイズ:四六
ページ数:327
発行年:2013.02
