建築学入門シリーズ 西洋建築史
モダニズム以来、再び注目を集めている建築史。本書はその中から「様式史」を取り上げ、それぞれの様式の造形的気分を理解できるつくりとなっている。演習問題で確認しながら読み進めることができ、入門書としてはもちろん、読み物としても通読できる。
■目次
・序章
建築の歴史における西洋の位置/西洋の建築の歴史通観/西洋の建築の一般的な特色/演習問題
・第1章 古代およびヨーロッパ建築周辺史
古代のエジプトと西アジアの建築/エーゲ海の建築と古代ギリシアの建築/古代ローマの建築/古典建築のオーダー/初期キリスト教とビザンチンの建築/イスラム建築/演習問題
・第2章 中世
プレ・ロマネスクの建築/ロマネスクの建築/ゴシックの建築/中世の都市と世俗建築/演習問題
・第3章 ルネサンス以降のイタリア建築の展開
ルネサンスの建築/マニエリスムの建築/バロックの建築/様式変遷のモデルとしてのイタリア近世の建築/演習問題
・第4章 イタリア以外のヨーロッパの近世建築
フランス/ネーデルラントとスペイン/ドイツとオーストリア/イギリス/東欧とロシアと北欧/ロココとバロック/演習問題
・第5章 新古典主義と19世紀の建築
新古典主義/ピクチュアレスクとポリクロミ-/ゴシック・リヴァイヴァル/ロマンティシズムと様式の相対化/鉄とガラス/演習問題
・図版出典/西洋建築史概略年表/索引
著者:谷口汎邦、吉田鋼市
出版社:森北出版
サイズ:A5
ページ数:151
発行年:2007.07
