
文化財建造物の保存修理を考える 木造建築の理念とあり方
木造建築は適切な修理が継承されることで、今日まで保存されてきた。国内外の建造物保存修理の歴史や事例、理念、あり方について、技術者・行政担当者・研究者が会して検証したシンポジウムの記録集。
■目次
・第一部 報告
保存修理の歴史と現状
日本古来の建造物保存
明治以降の保存修理の歴史
保存修理技術の継承
保存修理の現状
保存修理における文化財建造物保存技術協会の役割
保存修理の理念と日本建築の特徴
保存修理の考え方
伝統木造建築の特徴と保存修理の復原
歴史的建築における時間の考え方
西洋の保存理念と諸外国の現状
イコモス木の委員会の「歴史的木造建築の保存原則」
東アジアにおける木造建造物の保存修理
ヨーロッパの木造建築修理について
・第二部 討論
解体修理の是非、復原と現状維持
解体修理の必要性、伝統的技術・技能の継承
著者:文化財建造物保存技術協会監修
出版社:山川出版社
サイズ:A5
ページ数:288
発行年:2019.04