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都市鉄道の技術社会史

セール価格 2,750円(税込)

動力や車両などのハードウェアの技術だけでなく、都市計画や交通調整といったソフトウェアの技術にも着目しつつ、明治から昭和初期の東京都市圏における鉄道や軌道など交通機関の変遷と、それが社会にもたらした変化について考える。

■目次

・第一章 明治の東京と馬車鉄道

 近代交通機関としての馬車鉄道

 馬車鉄道の利用

 経営改善の取り組みと電化の志向

・第二章 市街電車の登場

 政治的駆け引きとしての技術論争

 政治的決着としての技術選択

・第三章 大量輸送の幕開け

 おせっかいな電車案内

 あふれる乗客

・第四章 省線電車の登場

 省線電車を支えたシステム

 技術にみあう組織

 ハードの不足とソフトの補完

・第五章 都市計画と高速鉄道

 東京市内の高速鉄道構想

 「理想的」な高速鉄道

 「万里の長城」山手線

・第六章 技術としての交通調整

 均質な都市空間の創出

 さまざまな交通調整案

 交通調整の行く末

・終章

著者:高嶋修一

出版社:山川出版社

サイズ:四六

ページ数:225

発行年:2019.07