ホーム 植民地建築紀行 満州・朝鮮・台湾を歩く

植民地建築紀行 満州・朝鮮・台湾を歩く

セール価格 2,090円(税込)

旧満洲・韓国・台湾に建てられた日本の植民地建築。それらは「負の遺産」として取り壊されたもの、庁舎や博物館に転用
されたもの、文化財として評価されたものなど、それぞれの道を辿り今日に至っている。戦争の記憶を伝える植民地建築の
現在を見ながら、建築が支配に果たした役割と、現存する植民地建築の役割も踏まえ、その歴史的意味を考える。

■目次

・植民地建築と建築家 プロローグ

・広場と官衙

 支配の象徴から文化財へ変身した広場

 二倍になった塔屋 中華民国総統府(旧台湾総督府庁舎)

 シビックセンターとしての庁舎 旧ソウル市庁舎(旧京城府庁舎)ほか

・駅舎とホテル

 保存された駅舎

 辰野式建築の傑作 ほか

・学校・病院・図書館

 二つの帝国大学

 日本人教育を支えた学校

 植民地政策としての病院事業 ほか

・銀行

 朝鮮銀行とゼツェッシオン建築

 街を飾った銀行建築 ほか

・支配者の住宅

 二つの総督官邸

 自由様式への出発点 ほか

・植民地建築が語る歴史

 変身した怪物とその後

 満鉄本社のその後

 歴史を語る建築様式

・植民地建築のその後 エピローグ

著者:西澤泰彦

出版社:吉川弘文館

サイズ:四六

ページ数:284

発行年:2011.10