
軍港都市の一五〇年 横須賀・呉・佐世保・舞鶴
人口・戸数の変遷や人びとの営み、交通や観光、戦後のまちづくりなどを描き、平和産業都市への生まれ変わりを見通した軍港都市史。
■目次
・軍港都市の語る歴史 プロローグ
軍港都市の成立(軍港都市という位置づけ、軍港都市の起源)
軍港都市に住まう人びと、横須賀の都市社会
(人口・戸数の変化からみる横須賀の五〇年、横須賀の「紳士」
賑わう社会、都市のまなざし)
軍港都市と観光 戦前の舞鶴
(軍港都市舞鶴の地域資源、要港部時代の舞鶴の風景)
吉田初三郎、軍港都市を描く
(吉田初三郎の鳥瞰図、舞鶴 一九二四年、横須賀 一九三〇年
呉 一九三五年)
軍港都市から平和産業港湾都市へ 呉の転換
(軍港都市呉の建設と発展、市街地の戦後復興の基盤
平和産業港湾都市をめざして)
れんが色の街―呉と舞鶴の都市整備
(戦後の市街地整備、「れんが」調のまちづくり 呉
大和ミュージアム建設と赤煉瓦、舞鶴の赤れんが
海軍ゆかりの街 軍港都市の現在)
軍港都市らしさのゆくえ エピローグ
著者:上杉和央
出版社:吉川弘文館
サイズ:四六
ページ数:304
発行年:2021.09