日本住居史
生活の器であり、時代と文化を映す鏡ともいえる住宅の歴史を探る。弥生人の集落から、寝殿造、和室の原形=書院造の誕生、江戸城、「2DK」の現代まで。住まいの行方と、変わりゆく家族・個人の生活のあり方を問う。
■目次
・日本住宅のあゆみ
・住まいの移り変わり
戦う弥生人の生活と集落/奈良のみやこと貴族の住宅/寝殿造、大空間の住まい方/寝殿造の最小単位/室町将軍の公私の空間/床の間の誕生/書院造、対面儀式の空間
・住まいの使い分け
将軍御殿の表と奥/数奇屋造、遊びの空間/洛中の本邸、洛外の別荘/大名屋敷と江戸の町家/金沢、都市と村の住まい/和風と洋風、オランダ人の住まい
・住まいの変貌
開港場横浜と居留地の住まい/接客施設としての洋館/客殿と住まい/和風住宅の誕生/住宅地開発と郊外住宅/中流住宅の改良
・住まいの現代史
都市問題とアパートメント・ハウス/スパニッシュ・スタイルとモダニズム/2DKと戦後の住まい/モダンリビングと今日の住まい
・参考文献/おわりに/図版一覧/索引
著者:小沢朝江、水沼淑子
出版社:吉川弘文館
サイズ:A5
ページ数:396
発行年:2006.03
