ホーム 20のテーマでよみとく日本建築史 古代寺院から現代のトイレまで

20のテーマでよみとく日本建築史 古代寺院から現代のトイレまで

セール価格 2,420円(税込)

建築史は、現存しないものも含め過去の建物すべてを対象に、様式や技術だけでなく、町並みや生活空間までも探究する。この幅広く奥深い学問の面白さを伝えるべく、分かりやすいコラム形式で解説。法隆寺五重塔や中世の仏堂、江戸時代の遊廓・見世物小屋、近代の温泉旅館や厠のほか、中国・朝鮮まで視野を広げ、多様なテーマから建築の魅力に迫る。

■目次

・はしがき

・古代・中世

 1 法隆寺五重塔の建立年代と心柱 海野聡

 2 草が生えた薬師寺東塔 海野聡

 3 和様は唐の様式?―建築の国風化から和様へ― 海野聡

 4 中世の名所鎌倉 岩田会津

 5 懸造と中世の仏堂 前田瑠嘉

・近世

 6 近世の遊廓建築 堤淳也

 7 近世の見世物小屋の建築空間 妹背伊織

 8 江戸時代の町おこし―巡礼と建築― 中村駿介

 9 あなたも殿様、私も殿様―宿・旅籠・旅館の歴史― 中村駿介

 10 幕末の有栖川家移転の理由―京都御所の拡張と代替地― 萩原まどか

・近現代

 11 厠からトイレへ 齋藤亘佑

 12 大正ロマンの町並みとは―銀山温泉町の形成― 中村駿介

 13 歴史的建築の保護と法律―景観法や文化財概念の広がり― 齋藤亘佑

・東アジアのなかの日本

 14 遣唐使の揚州到着と求法巡礼の旅―円仁の見た唐の都市と建築文化1― 華揚

 15 五台山への巡礼と寺院―円仁の見た唐の都市と建築文化2― 華揚

 16 長安での求法と法難―円仁の見た唐の都市と建築文化3― 華揚

 17 古代中国宮殿の両翼建物―権力空間の変遷をよみとく― 華揚

18 中国の庭園と皇帝の政治生活―円明園の歴史的役割― 田雨森

19 朝鮮通信使の見た一七一九年の日本建築 園田彩華

20 魂殿は特異なのか―日本と朝鮮王朝の葬礼空間― 園田彩華

・あとがき

・執筆者紹介

著者:

出版社:吉川弘文館

サイズ:A5

ページ数:248

発行年:2025.03