
ディテール 179 子供と暮らす二世帯住宅-団塊世代の家づくり-
■特集 子供と暮らす二世帯住宅-団塊世代の家づくり-
住宅という構築物が固定的であるのに対して、そこに住まう家族の構成は時間の流れに従って変化を見せるのが普通である。その中で、二世帯がともに暮らすべき状況に遭遇すると、団塊世代の人々はおおきな節目を向かえるにちがいない。この特集は、これまでの二世帯住宅の考え方から少し広げ、積極的な提案を見せている設計事例を紹介する。
・世代を仕切るゆるやかな設え 善福寺の家 若松均建築設計事務所
・エレベーターで行き交う小住宅 三叉路地の家 長瀬信博建築研究所
・家族の温もりも保つ外断熱 Y&Tハウス 染谷哲行(アルクム計画工房)
・下町の風景に馴染む木造3階建て H HOUSE 貴志雅樹(富山大学芸術文化学院)+森拓也(貴志雅樹環境企画室)
・古民家の心に据えた薪ストーブ 高野の家 大角雄三設計室
・変化に応じる木造インフィル コンパクトハウス 笹敦/空間システム研究所
・アウタールームの緑を囲む鋼壁 IRONHOUSE 椎名英三建築設計事務所+梅沢建築構造研究所
・個と重ね合う共用スペース 新大江の住宅 末廣香織+末廣宣子/NKSアーキテクツ
・居場所をつくる門形フレーム 西白庭台の住宅 阿久津友嗣/阿久津友嗣事務所
・様相を変えた二つのアプローチ 小平の家 堀部安嗣建築設計事務所
・棟に振り分ける路地アプローチ 田園調布の家 田中敏溥建築設計事務所
・人にやさしいおさめ寸法の工夫 木の本の家 塩見哲郎・建築工房
・庭に拡張した子世帯の空間 住宅NO.23 内藤廣建築設計事務所
・気配を落とすRCの光井戸 堺・三条通りの家 吉村篤一+建築環境研究所
・街へと繋げたまわり階段 永福町の住宅 堀場弘/シーランカンスK&H
・和らいで伝える渡り廊下 Twin-Bricks アトリエ・天工人(山下保博・壹岐敏直)
・内と内を結ぶ外部階段 Rue du Lespace M.36 谷川勲建築研究所
・棟を介するグラスハウス TO2 長田直之/ICU
・インタビュー
ハイクオリティな二世帯住宅を求めて ミサワホーム総合研究所 前田康憲氏に聞く
■小特集 逆転の発想で捉える商業空間 白川直行の設計手法
■新シリーズ ディテール徹底究明
展示ケース
著者:
出版社:彰国社
サイズ:A4
ページ数:132
発行年:2009.01