
ディテール 206 小さな住宅で考えること/安曇野市庁舎のディテール
■今日のディテール
・空間を柔らかくゾーニングする光のグローブと檜板を格子状に重ねた曲面屋根
みんな森:ぎふメディアコスモス 伊東豊雄建築設計事務所
・交差垂木で論止垂木を解く
千葉商科大学 The University DINING 工藤和美+堀場弘/シーラカンスK&H
・多彩な光の表情を生み出すRC小梁の格子天井
至誠会館・セレモニーホール 甲村健一/KEN一級建築士事務所
・多様な温熱環境に対応する滲み出し空調ソファ
浜松信用金庫駅南支点 日建設計
・遠望の視認性を高めた繊細な反射光
飯田橋グラン・ブルーム
日建設計・前田建設工業施設建築物設計監理共同企業体
・自然換気機能を持たせたライトシェルフ
アンリツグローバル本社棟 竹中工務店
・免震ゾーンを貫通するエレベータホールのエキスパンションジョイント
オアーゼ芝浦MJビル 浅井信行+内藤純/清水建設
■特集 5組の建築家による小さな住宅で考えること
生活を豊かにするための、小さいからこその変化や魅力を兼ね備えた住宅の特集
である。居住空間をコンパクトに抑えるために発生するさまざまな条件と、それ
をポジティブに転換する建築家のアイデアを具体的な設計とディテールに沿って
解き明かす。
・郡裕美+遠藤敏也
Big/Small House
・伊礼智
つむじi-work2015
・高橋堅
のりたまハウス
・八島正年+八島夕子
山手町の家
・高野保光
縦路地の家
■特集 安曇野市庁舎のディテール
安曇野市庁舎の数々のディテールを、二つの「時間」という切り口で紹介する。
一つは、安曇野市庁舎という「建築がこれから積み重ねていく時間」に対するディ
テールの配慮。もう一つが、「内藤事務所が積み重ねてきた時間」の中で培われた
ディテールの変遷である。
■連載
・階段空間の解体新書 第2回 部屋のような階段/階段のような部屋
・浴室設計の作法をたずねて 伊藤寛
・丹下健三を巡る技術と精神 ジョイントコア
・建築2次部材の構造計算
著者:
出版社:彰国社
サイズ:A4
ページ数:119
発行年:2015.10