
東京パンデミック 写真がとらえた都市盛衰
感染爆発によるコロナ危機で、世界の際(きわ)に立たされた私たち。究極の選択はどちらか。「死を忘れるな」か。「今この瞬間、刹那を楽しめ」か。「都市」と「人間」の病理をあぶり出す渾身のフォトエッセー。新型コロナウイルスの感染拡大で、初の緊急事態宣言が東京に発令された2020年4月7日。それを境に「都市」と「歴史」、「人間」と「摂理」の関係がどう変わったかを36枚のモノクロ写真とエッセーで明らかにする本書。気鋭の写真家が挑んだ「都市」と「人間」の病理を証明する挑戦は、コロナ禍における「都市」と「人間」の再発見でもあった。
著者:山岸剛
出版社:早稲田大学出版部
サイズ:新書
ページ数:198
発行年:2021.04