
なぜ住まいのカーボンニュートラルは進まないのか?
2050年、カーボンニュートラル社会の実現を目指して私たちがすべきことは何か?
今こそ[住まいのグレートリセット]が必要である。
2030年までにCO2を46パーセント削減するという日本政府の宣言の中で,家庭部門では66パーセントの削減が求められている。建築および住宅のゼロエネルギー化が思うように進まない日本の現状と目標を実現するための課題を探るとともに,脱炭素社会に向けた住まいのあり方を多角的に解説する。また付録には,家庭部門のCO2消費削減のために具体的にできることをまとめたチェックシートを収録。
喫緊の課題を抱える今,住宅・不動産分野のみならず,すべての人に向けて「住宅のグレートリセット」の必要性を説く一冊。
■目次
第1部 日本の現状分析と住宅分野の課題
第1章 脱炭素社会に向けた住まいのあり方
第2章 パンデミックがもたらす行動変容とエネルギー消費
第3章 住まいにおけるCO2排出の実態とさらなる削減へ向けた取組み
第4章 住宅省エネ基準の性能レベルと今後の課題
第2部 家庭部門に求められる脱炭素の方策
第5章 住宅の省エネルギー性能表示の現状と普及に向けたカギとは
第6章 住まい手の行動を変える
第7章 住まいの木造化・木質化による吸収源対策
第8章 自然とつながるデライトフルでカーボンニュートラルな住まい・住まい方
第3部 住宅のグレートリセットに向けて(住総研シンポジウム)
第1回・第2回 脱炭素時代の住宅におけるグレートリセット
付録 家庭部門のCO2消費削減のためにあなたが具体的にできること(チェックシート)
著者:住総研「住宅の省エネ化推進のための情報発信」研究委員会
出版社:井上書院
サイズ:A5
ページ数:224
発行年:2024.02