品質を守る設計図の見方・つくり方
欠陥工事は職人の間違いや手抜きによるものが全てではない。本書には設計図が原因といえる欠陥工事の実例を通し、どのようにすればそのような欠陥工事を未然に防ぐことができるのか提示されている。
■目次
・1章 「欠陥を生じがちな形」がある
「欠陥を生じがちな形」を知ることが欠陥工事を防止する/2 パイプシャフトを設けているか/屋根の形状は適切か/小屋裏の換気は適切か/配慮することなくバルコニー直下を居室としていないか
・2章 確認申請書には不要でも検討すべき内容がある
見当や作図を省略してしまうことが欠陥を生む/接合金物位置図を描いているか/耐力壁の釣り合いを偏心率で検証しているか/地盤調査報告書を設計者自身でも評価しているか/不適切な架構になっている部分はないか
・3章 指定しておくべき仕様がある
指定すべき仕様は現場が教えてくれる/浴室の断熱への配慮があるか/納まりを考慮して金物を指定しているか/排気ダクトに対する考慮があるか/配線・配管が貫通する部分への配慮はあるか/釘の「はしあき寸法」への配慮があるか/フック付き鉄筋の使用への配慮があるか
著者:力石眞一
出版社:井上書院
サイズ:B5
ページ数:104
発行年:2007.03
