
16人の建築家 竹中工務店設計部の源流
ゼネコン(総合建設業)は内部に設計部をもっているが、その中でも、竹中工務店設計部は質の高い設計で定評がある。そこには創業者竹中藤右衛門の意を受けて、大正時代から今日まですぐれた建築家を採用し存分に腕をふるわせてきた歴史があった。彼らの中から、設計部の礎を築いた藤井厚二をはじめとする代表的な16人に焦点をあて、その主要な作品、作品創りへの想い、デザイン感覚といった特徴やその影響を紹介。また、その意味するものを歴史家の石田潤一郎が解説する。
■目次
・まえがき 石田潤一郎
・16人の建築家
01 藤井厚二/02 早良俊夫/03 島本四郎/04 鷲尾九郎/05 藤井彌太郎/06 小林三造
07 小林利助/08 松下甚三郎/09 石本喜久治/10 石川純一郎/11 青柳貞世
12 岡野寛次/13 小川正/14 岩本博行/15 伴野三千良/16 北村隆夫
・作品を訪ねる
1 雲仙観光ホテル
2 小林一三記念館
3 竹中大工道具館
・インタビュー
組織の中の建築家たち 息づく棟梁の精神
石田潤一郎 (聞き手 歴史調査WG)
・資料 16人の建築家 年表/出版物掲載リスト/作品データ
著者:石田潤一郎+歴史調査WG
出版社:井上書院
サイズ:A5
ページ数:218
発行年:2010.12