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都市の解剖学 建築/身体の剥離・斬首・腐爛

セール価格 5,280円(税込)

ピラネージ、カナレット、ルドゥー、ユベール・ロベール、そしてゴーティエ/ユイスマンスへ、建築/身体の表層を剥がし、あるいは切り刻んで組みあわせ、あるいはおぞましい下層を浮かびあがらせ、皮膚/骨格の、外/内のあわいを、可視/不可視の境界を、実在/不在の幻界を無効にする、イメージの想像力の視覚化/表象を追う。

■目次

・序章 建築の解剖学-その皮膚と骨格

・第1章 都市の「語り」と「騙り」 カナレットのヴェネツィア表象にみる都市改変の原理

・第2章 「起源」の病と形態の闘争 ジョヴァンニ・バッティスタ・ピラネージによる古代ローマ表象

・第3章 適合性と怪物性 クロード=ニコラ・ルドゥーの両極的性質

・第4章 建築の斬首 フランス革命期の廃墟表象における瞬間性と暴力性

・第5章 石の皮膚、絵画の血膿 一九世紀文学における「病める皮膚」のモティーフ

・エピローグ 眼差しのディセクション

・註

・参考文献

・解題 廃墟の皮膚論 あるいは、紋章の解剖/解剖の紋章 田中純

・あとがき

・人名索引

著者:小澤京子、田中純解題

出版社:ありな書房

サイズ:A5

ページ数:262

発行年:2011.10