震災のためにデザインは何が可能か
日本が世界に先駆けて直面している課題であり、世界中で解決が求められている課題である「震災」について、「震災後の避難生活」に焦点をあて、新しいアプローチによる解決の方策を提言する。
■目次
1章 震災+design プロジェクトの概要
2章 避難生活の現在 201X年首都直下型地震発生
3章 継続を促すデザイン
食べられるまちづくり/床生活から解放するモジュール型学校机
人口減少で生じる空き教室を避難所に/机とイスのデザイン
跳ねて揺らして自家発電/竹林との共生共存
緊急用倉庫シェア
4章 決断を支えるデザイン
水を再活用するトリアージタグ/水とトイレのデザイン
情報鮮度を識別可能なグラデーションメモ
自分で気づき周囲に知らせる健康管理シール
究極の判断を迫る防災キャラクター
負傷者を遠隔輸送する冷凍カプセル
5章 道を標すデザイン
時計中心の情報配置/ゆるやかに時を刻む音楽ラジオ
未来を思い描くアシタノミカタ手帳
育てる喜びをもたらすコンポスト
6章 溝を埋めるデザイン
自己防衛のための注意喚起シュシュ
女性専用サニタリーシェルター
無線通信と手書き入力で情報共有/紙製秘密基地
子どもを癒すドコデモ授乳服/避難所用ラインの常設
第二の学校で疎開生活
7章 関係を紡ぐデザイン
知り合い助け合うスキル共有I.D
距離を加減できるネットパーテーション
プライバシーのデザイン
他人のための防災グッズ
感謝を可視化する星型カード
8章 避難生活のためにデザインは何が可能か
9章 社会のためにデザインは何が可能か
「美しく暮らす」ためにデザインができること
社会的デザインと教育
デザインが社会のためにできること
著者:hakuhodo+design、studio-L
出版社:NTT出版
サイズ:B5変
ページ数:219
発行年:2009.06
