都市をリノベーション
リノベーションを軸に、著者10年にわたる都市への観察と実践を総括し、新たな提案を行う本。過去40年で日本の人口は約1.2倍に、延床面積の総合計は4倍になった。日本は膨大なストックを抱えたまま人口減少時代に突入する。既にある都市を使わざるをえないことは必然であり、都市計画も建築設計も、発想の転換は避けられない。「場所」の眠った可能性を発見し、条件を設定し、状況をつくり出すことこそ、デザインの最も重要なフェーズなのではないか。アメリカ各地のリノベーションのケーススタディに始まり、東京R不動産、CETなど、著者を中心に行われた東京のリノベーションプロジェクト、地方都市、郊外でのリノベーションの実践、そして公共空間のリノベーションへの提案の数々。本書はそれらの背景から実現に至るプロセスのドキュメントであり、マニフェストである。
■目次
0 都市をリノベーションする時代
1 アメリカのケーススタディ
2 東京をリノベーション
3 地方都市をリノベーション
4 郊外をリノベーション
5 公共空間をリノベーション
6 リノベーション特区
7 メタボリズムとリノベーション
著者:馬場正尊
出版社:NTT出版
サイズ:四六
ページ数:318
発行年:2011.05
